必要なことは体が全て知っているーポータルラボ代表・宮田亮介の描く未来
「ここまで信念がある人はなかなかいない」「亮介くんのつくる場は楽しくって面白い」太陽のようにパワフルな力を持ちながらどこか柔らかい光も放つ株式会社GENKI代表取締役・宮田亮介(30歳、胸×会陰タイプ)。
22歳からコンサルタントとして100回以上のセミナーを実施し、各種コンサルティングやワークショップ等を行ってきた彼ですが、2016年6月、それまでの物を全て手放してSound Soulsの活動に従事。1年半も経たないうちに200名以上に体験を提供し、現在、体の未知を科学する『ポータルラボ』代表を務めています。
一体何がそこまで彼を動かしたのか?Sound Soulsと宮田亮介との出会い、そしてこれからの描く未来をお届けします。
Contents
驚きの方法ーサウンドソウルズとの出逢い
サウンドソウルズを始めたきっかけ
ーサウンドソウルズを始めたきっかけはなんだったのでしょうか?
サウンドソウルズと出会ったのは2016年の6月19日、石川英明さん(株式会社Co-ducation代表取締役)のリーダーシップを勉強する会でした。開発者の神川起世彦さんがいらしていて、そこで初めてサウンドソウルズを体験したんです。「うわ!すげー!」とすごく興奮したのを覚えています。家に帰って、さっそく実家の母と妹に教わったことをそのまま行いました。
驚愕した!家族の意識さえも変えてしまう体験
特に母親の変化がとても大きかった。母親は今まで自分のやりたいこととかそういったものがあまりなかったのだけれど、サウンドソウルズの手法を試した2日後くらいに、「私、自分で稼ぐ」と急に母親が言い出したのです。今までそんなことを言う人じゃなかったから、本当に驚きました。
私はこれまでも様々な手法を見つけては家族と共有していたのですが、やはり身内の人の意識の変化に関わるのってすごい難しいし、大変なんですよね。でもサウンドソウルズでは身近な人がこんなにすぐ変化してしまった。そこで、これはすごいと感動したのです。
見えていなかった感情が目に見える形に
また、サウンドソウルズでは自分が普段見ていない感情に、目に見える形で気づけるというのがとてもよかったです。私は石川さんのところで、『自分が普段見ていない感情や気持ちにフタをして、それが溜まってしまうと色んな反応が出てくる、だから自分の感情を丁寧に扱うことが大切で、それをしていかないと本当の意味で自分を生きていくことは難しい』ということを学んでいました。
けれども、感情を丁寧に扱おうとしても、そのような目に見えないことを捉えていくのはやはり難しいものがあります。すなわち、頭でブロックがあると分かったとしても、何にブロックがあってどうやってその感情を解放していくのかまでは目に見えません。
一方、サウンドソウルズを使うと、例えばお金でも仕事でも恋愛でも、何か悩みがあったときに、自分が何に対してブロックを感じているのか、体の反応で分かります。私はそれまで個人に対してコンサルやワークショップを行っていたのですが、「こっちの方が絶対いいじゃん、こっちのほうが早い」と確信し、今までやってた物を全部やめて、サウンドソウルズに全部変えました。それが一年半前のことです。
サウンドソウルズで起こった変化
「自分で稼ぎたい!」60歳過ぎ、パート勤めの母親の意識の変化
ーどのような変化がありましたか?
まず驚いたのは、先ほども挙げたのですが私の母親です。母親はもう60歳を過ぎているのですが、大きな変化を感じました。始めに「本当はこうなってみたい自分とか、本当はやりたいことってある?」と聞いたときは、「今のパートの仕事以外で自分で稼げるようになりたいな、でもちょっと無理かな・・・」と言っていたんですね。そこでサウンドソウルズの受け入れモード*で『稼げる自分』を受け入れられる体の状態にしたんです。すると、「なんだか自分がやりたいことがだんだん湧いてきた気がする」と徐々に変化があり、2日後には「私でも自分で稼げる!稼ぎたい!」というスイッチが入っていました。今までそんなことを言う人じゃなかったから、これには本当に驚きました。
*受け入れモード:Sound Soulsの手法の一つ。なりたい自分をイメージしたときに「できない」「無理だ」と拒否している状態を、体からのアプローチで変えていく手法です。
今世はやらないと固く決意していた音楽への挑戦
また、自分でも変化を体感する出来事がありました。私の場合、「やってみたいけど絶対にやりたくない」みたいなことの一つに、音楽があったんですね。「今世は音楽はやらない」とさえ思っていました。しかしその話をしていたら「音楽をやることを受け入れモードで受け入れてみよう」という話になって。始めは受け入れモードをやること自体、やりたくなかったのですが(笑)。
するとその3ヶ月後、クリスマスイブにライブをすることになったんです。楽器も買って、ボイストレーニングもやって、バンドメンバーも集めちゃった!「 わーすげー!絶対やらないと思っていたことをやっちゃった!」という驚きがありました。本当はやってみたかったこと、やってみたかったけれど抑えていたことが、どんどん解放されていきましたね。
*受け入れモードで受け入れたからと言って、強制的にやることになるわけではありません。本当はやりたかったことだと前に進んでいきやすくなります。
自分にかかっていた制限が外れていく
最強の自由は「どっちでもいい」
ーやはり受け入れたくないと思っているときは、自分の本当の気持ち、音楽の話でいえば「本当はやりたい」と思っていたわけですが、そういった気持ちには自分でも気づかないものですか?
そうですね、気づかないというか、気づくと今の生活とか現状が変わってしまうので、抵抗があるのでしょうね。脳というのは基本的には変化を嫌いますから。
「自分はこれはダメ」とか「これは怖い」とか制限しているものや抑えているものって、皆少なからずあると思います。でも、それをぎゅっと握りしめている状態って、実は本来の力が発揮できなかったり、すごい不自由さがあると感じます。その状態って、ある種ちょっと脆いですよね。「別にしてもしなくてもどっちでもいい」くらいの執着していない状態が、本来の人の幸せの領域が広がるんじゃないかなと思っています。
例えば「お金がないと不安になってしまう」というのはつまり、幸せでいるためには「常にお金をある状態」にしないとなりませんよね。このように何かをダメとか怖いと思っている状態というのは、自分の幸せが簡単に揺らいでしまう状態であるといえます。一方で、「あってもなくても自分は幸せだ」とか「自分は大丈夫だな」って思っていられたら、結果的に人生を生きる上で幸せな状態が続くし、幸せでいられる範囲が広いなと感じます。
人にも自分にも優しくなる
どっちでもいいと思えると幸せでいられる範囲が広い。それは人に対しても同じです。例えば「時間を守らない人は許せない」など、人に対して思っていることって、自分に対しても「これはダメ」としていることなんですよね。自分がもし時間を破ってしまったら「なんでダメなやつなんだ」って自分を責めてしまう。
そういう受け入れられないことは誰しもあると思うのですが、それを受け入れられたとき、人に対しても寛大になれるし優しくなれるし、結果的に自分にとっても人にとっても心地よい関係性を作ることができます。そういった輪が広がっていくことが、心地よい人間関係が広がります。それは大きく言えば、世界平和につながっていますよね。
必要なことは体が知っている
叡智である体からのサイン
ーサウンドソウルズでは体からアプローチできるのがいいですよね。自分で「受け入れよう!」と思っても、なかなかできないこともあるから、体から受け入れることができるというのはすごい力になります。
そうですね。今、世の中にいろんな情報、例えば健康になる方法とかダイエットとかお金稼ぐ方法とか色々沢山あるけれど、実は一番の情報源って体なんじゃないかなと思っています。体が一番自分に必要なことを持っている、叡智というか情報の宝庫だなと。
ところが現代の私たちは体からの情報をあまり受け取ろうとしていないことが多いように感じます。体は常にサインをだし続けているのですが、現代のライフスタイルでは体からのメッセージを無視してしまっていることが多いです。そして、溜まってしまって、例えば病気になってしまったり、寝込んでしまったり、鬱になってしまったりといった形で爆発してしまう。人間関係もそうだし、仕事もそうですよね。体からの情報を、ちゃんと丁寧に汲み取ってあげることができれば、自分にとっても人にとっても健全な幸せができると思います。そのあたりはまだまだ全然未開拓な部分ですよね。
自分の内側を知ることで、広がる人との繋がり
体の内側はひとつの宇宙と例えることができるくらい広大です。私たちは動かそうと意識せずにも心臓はドクドク動いて勝手に血液を巡らせて、細胞があって働いています。体の仕組みは神の仕業かっていうくらい、何故そうなっているのかわからない。ですから体のこと、内側のことを知るというのは、自分を知ること、そしてこの世界を知ることに繋がると感じます。外の世界を探求する時代から、もっと自分の内側を探求する時代になっていて、体を通じて内側を知っていくことが、結果的に皆と繋がっていくと感じています。
(後編につづく)
Sound Souls辞典編集長。眉間×つむじ。人が自分の魅力を活かしながら喜びあう世界を目指しています。
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